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カッシング丈生誕105年【その2】発行物アレコレのお知らせ [アナウンス]

拙サークルで出している電子と紙の本のお知らせです。(どうせならお誕生日に間に合わせたいと一連の作業をしてきたので、今日2つ目の投稿をさせていただきます☆)


電子書籍(BOOK☆WALKER配信開始)

生誕百周年のときにkindle化した『脳人形の館』が、BOOK☆WALKERでもお読みいただけるようになりました。

このストアは恒常的に無料の本も置けるので、無料お試し版も置いてみました。よかったらぜひご覧ください。カッシング丈とリー御大の共演妄想であて書きした耽美系マイルドホラー小説と、カッシング&リー共演作品リストを収録しています。


脳人形の館
【BOOK☆WALKER】

pixiv用統合英字コピー脳人形表紙.jpg  ウェブ用無料お試し版脳人形表紙.jpg


kindle版も引き続き配信中です。




紙同人誌通販(BOOTH)

また、以前出したフランケンシュタイン&ドラキュラのパロディ小説同人誌が、BOOTH(同人誌のオンラインフリマみたいなサイト)から通販できるようになりました。個人情報のやりとりが必要ない「あんしんBOOTHパック」というのでお送りしています。


小説はたまたま脱稿した直後にリー御大の訃報があり、ちょっと自分のなかで思い出深いものになっています。…といっても作品はコメディでして(^^;)、「クリストファー・リー」はドラキュラが世を忍ぶ仮の姿で、ヴィクター・フランケンシュタインを伴侶としてウィスタブルで同居している(笑)というものです。吸血鬼とフランケンのベタなパロディはやったことがなかったな……と思って書いてみました。(でも発想の元は、じつはカッシングの生前のお言葉だったりします)小説に取り込んだお二人のトリビア解説なども収録しています。


ほそぼそと出している自宅製本の薄い冊子ですが、ご興味を持っていただけましたらぜひ覗いてやってください。


My Dearest Undead
(BOOTH)
ウェブ用表紙オレンジ.jpg

評論系でない二次同人誌のイベント以外での出品は、個人的には正直ちょっとまだ抵抗があります。ですがオンラインの同人誌イベントなど参加させていただき、状況が変わってきているのを目の当たりにして、少しずつ考えが変わってきました。様子を見ながらやっていこうと思います。リアルのイベントに出展するのがだんだん体力的につらくなってきたので(^^;)、こういう道があるのは嬉しいことではあります。


脳人形のほうの紙版もBOOTHに出そうかな、とも思うのですが、こちらは電子版もあるので、少し考えてから決めようと思います。もし出すことになりましたらまたお知らせいたしますので、よろしくお願いいたします。




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カッシング丈生誕105年【その1】『狂ったメス』/60年代のマクベス…になり得たかも? [DVDレビュー]

またまたやってまいりました、5/26、カッシング丈のお誕生日! おめでとうございます! 今日は感想とお知らせと両方書きたいのですが、ひとつの記事にするには長いので2つに分けます。

まずはこの一年に新たにリリースされたDVDの一つ、『狂ったメス』の感想です。婚約者である美人モデルのリン(スー・ロイド)の顔に、意図せずやけどを負わせてしまった外科医ジョン(カッシング)が、新奇な治療法のために葛藤しながら殺人に手を染めるという物語。原題は"Corruption"。堕落、(権力の)腐敗、「倫理的に転落すること」を指す言葉ですね。まさにそういう内容でした。「葛藤しながら道を踏み外す科学者」路線は十八番。似合います[黒ハート] 1967年の現代ものなので、時代風俗も独特です。


狂ったメス.jpg

ジャケット写真は昔のポスターらしいので貴重なのでしょうが、ファンとしてはちょっと残念……カッシング丈こんだけ?(顔もわからない!)写真のメインが主演の二人ではなく、ほんのちょっとしか出ない、台詞も役名もない女優さんというのが……しかも「この路線」を期待させるとしたら、逆にサービス不足かもと思うのですが……でも当時は充分過激だったのかもしれませんね。

音楽はジャズで好きなタイプです♪ 担当してるビル・マクガフィーはカッシング丈の劇場版ドクター・フー『地球侵略戦争2150』でも見た名前ですね。

さて、なぜマクベスに例えるかというと……もちろん夫の存在感を喰う勢いのマクベス夫人(まだ婚約者だけど)がいるからです。彼女は後半、しぶるジョンを責めて蛮行に追いやります。

顔にやけどを負ったモデル……というと外見にだけ価値を認める薄っぺらい感じがしかねませんが、彼女はその外見で仕事をしているわけで。歌手が声を失いそうになったら、画家が視力を失いそうになったら……と考えてみると、彼女の『必死さ」がもっと受け入れやすくなります。声や視力と同様、ただでさえ辛い障害になりますが、彼女はそれ以上のものを感じているはず。ただ、映画は安っぽい画面がわざわいして、そこまで想像させることには失敗しているかも。まあ「もともとそこが狙いではない」と言ってしまえばそれまでですが、構造としてはシェイクスピア的な悲劇といってもいいのでは。(後述するラストの付け足し部分を除いて、ですが)惜しい。つくづく惜しい! クライマックスの」「悲劇」を起こすあるものの描写が、映画のなかで一番チャチいので(^^;)、そこがやりきれません! あそこの画面に説得力があったらかなり印象変わったはず!

…リンから結婚すると聞いたカメラマンがそれを惜しみ、彼女に「キャリアはどうするんだ」と聞くシーンがあります。彼女は「美貌は衰えるけど結婚は永遠だわ」と言うんですが、彼女は結婚してすぐに仕事をやめる気はないです。のちに(顔の傷が回復して)復帰しようとしたときにこのカメラマンから拒否されると、無謀なことにカメラを買ってきてジョン=カッシングに撮れといいます。誰が撮ったって同じ、価値は自分にあるのだ、という自負です。

そして顔の手術をこれ以上したくない(これ以上人を殺したくない)と言ったジョンが、(その代わりに)「今すぐ結婚しよう」と言うと、「同情なんてまっぴら」と突っぱねる。ここで「おっ」と思いました。顔が命の美人モデルと婚約したジョンが、美貌が損なわれても変わらず愛してるから結婚しよう、というのは立派な態度ですが、彼女にとってはちっともありがたくない。心情がリアルです。たぶん彼女はモデルとして充分に自活していたし、結婚してもいざとなれば自活できるという対等な立場にいたはずです。ところが美貌を失って仕事ができなくなり、それを結婚して養ってあげるから、と言われるのはかなりの屈辱でしょう。しかもその原因を作った本人からの申し出です。ここらへんがうまいところで、ジョンが非道な行為に手を染めるのも、彼女が愛しいというのはもちろん(メロメロ度の表現なのか、カッシング作品では出色のキスシーンの多さ)、たぶん罪悪感が大きいのですね。

「あなたを愛してるけど、この顔の傷で思い出してしまう」というリンの台詞がありますが、それを責めているわけです。その後のきついやりとりと堂々とした感じが似合う女優さんです。スー・ロイド。実際モデルをしていた方だそうですが、ヒステリックさの基盤に堂々とした自信があるのが見える。ニンに合うのか演技がうまいのか、とても合っています。浮いてません。だんだん常軌を逸していくところをもっと丁寧に描く脚本であれば、かなりいいキャラクターになったのでは。1カットのなかで突然変わるからコミカルに見えちゃうんですよね。あと、フィックス画面に数人キャラクターをいれてやりとりさせて、編集を節約している(?)ようなところも安っぽい。全体に被写体との距離が取れてなくて、セット狭いんだろうなー、という感じです。(笑)
でもこの安っぽさは役者さんのせいではないので、映画にとって彼女の存在感は貢献大だと思います。今回のリンはあまり深みはないキャラクターですが、著名外科医のジョンと結婚するのは「肩書ではなく人格が理由」と言ってますし、先ほどの自立心もあり、女性目線で「許せる」キャラクターです。

カッシング丈はいつも通り、安定の「ピーター・カッシング」ですが、この映画ではどこまでも「まともな紳士」なのが物足りないかもしれない。(笑)「本音を言えば、自分が開発した治療法を倫理を踏みにじっても試したい」という要素があってほしかった、と思うのはそのためかもしれません。そのへんはスー・ロイドに譲った感じでしょうか。マッドさで彼女のほうが上回って見えるように。バランスをとる上ではそれがいいのでしょうね。受ける演技をしている感じです。計算されているのかも。
でもそれが、ポスターなんかで作ろうとしているイメージと違うので見た時に違和感が出ますね。日本版よりもっと露骨な海外盤のジャケットはこんな感じ。歌舞伎っぽいですね! ああ、まんま『女殺油地獄』だ!(笑)


でもカッシング丈がこんな見得切ったり、こんな露出度で女優さんが映ったりする絵ヅラは映画にはないです。(笑)これを期待した人には詐欺でしょう。自分には幸いでしたけど……並べると日本版のジャケットはまだマシなのかもしれませんね。(笑)
そしてラストに……ちょっとしたトリッキーな編集がされているのですが、素直に受け取るとまさかの(以下白文字を入れます。ネタバレOKな方はドラッグして反転させてください)夢落ち……? 疲れて怖い夢見ちゃっただけ?(笑) …そしてカッシング丈のアップの静止画像で終わるのが、彼の妄想の異常さと不吉な未来を暗示しているのか……? …とも思えるのですが、とってつけた感じでどうもうまくつながらないです。「えー、それはないよ」という感じしかしなくて。かといって、これがなければいいかというと、それもまあ、小粒になってしまいますね。変化球な後味を残そうというのは敢闘賞でしょうか。


総じて「惜しい」ところを多く感じた作品でしたが、埋もれていたカッシング作品が新たにリリースされるのは嬉しいことですね。できれば販売オンリーではなく、レンタル版を出して、販売版には特典つけてほしかったです……!(チャプター画面や予告編すらついてない!(涙))



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104回目のお誕生日/ターキン萌え語り [その他]

またこの日がやってまいりました。ピーター・カッシング104回目のお誕生日、おめでとうございます!

ほんとはターキンが描きたかったんですけど、間に合わなかったので代わりに花を活けて、部屋に飾っている好きな写真で記念撮影しました。下手な写真ですがお祝いということで。(写真は以前ネットで見つけた画像をインクジェットでプリントしたんですが、途中で一部のインクがなくなり、微妙に赤っぽい色です。かえってニュアンスがあるのでこのまま飾っています(笑))



切り取り修正済み.jpg

ピーター・カッシングに惚れたきっかけは『スターウォーズ』でした。第一印象は「なんてきれいなおじいさん」。(笑) あの「造形」ってパーフェクトですよホントに! そしてその「きれいなおじいさん」が、自分より大きくて強そうなダースベイダーを顎で使っているというのがまた……この二人の絵ヅラって、なんというか義経と弁慶みたいな萌えがありますよね?(笑)

それとあの、アップの横顔で唇のあたりに手を持ってきてるのが素敵で。たぶん顔だけでは単調な絵になるから、という工夫だと思うんですが……あの節ばった指の美しさ、計算されてるなあ……と何度見ても見惚れてしまいます。

自伝では有名な「ブーツがきつくてスリッパを履いていた」というエピソードが語られていて、一日で根を上げてジョージ・ルーカスに言ったという言葉が描かれてるんですが、なんだかユーモラスなんですよね。

「ねえ君、別にクロースアップがほしいわけじゃないんだが、これから先、ウエストから上だけ撮っていただくわけにはいかないかな?」
(Peter Cushing: An Autobiography and Past Forgetting 旧版p143より拙訳)

デススターが爆破されてターキンが死んでしまったことについては、こう書かれています。

こうなったのは残念だ。本当に。このアウター・スペース・アドベンチャーにいかなる続編があろうと、出ることなど叶わないことを意味するのだから。


…いえいえ、出演なさいましたよ! まさか時系列を遡った続編ができるとは予想できませんでしたよね……。

でも『ローグワン』にCGで「出演」予定という記事を読んだ時は、もっとトリビュート的な「ワンシーンだけ」だと思ってたんです。それがあんなに何度も、普通にキャラクターとして出てくれたのが逆に嬉しかったです。


ローグワンのCGターキンと『新たなる希望』の元祖ターキン比較ビデオがありました。
俳優さんが演じて、それにデータをかぶせているそうですね。よく似せてくれていると思います。
少ーしCGのほうが面長……かな?角度のせいでしょうか。






やっぱり「違い」は如実にあるんですけど、こんな形でも「現役」でいてくれるのが嬉しいです。あの姿を見て昔の私みたいに「なんてきれいなおじいさん」とチェックを入れて、へええ、ピーター・カッシングっていう昔の俳優を再現してるのか……と過去の作品を漁り出す人だって出てくるはずですし。それこそ新たなる希望、です。(笑)



最後に、おちゃめなNGシーンがあったので……いやー、たまんないです!(笑)






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『スクリーミング/夜歩く手首』と『ゾンビ襲来』 [アナウンス]

更新がすっかり年に一度程度になっていますが(^^;)、今年もお誕生日まで約一ヶ月、と近づいてまいりました! 先日気分転換にAmazonでお名前で検索したら(ときどきやります(笑))今年はなんと!お誕生日合わせ(5/26)でDVDリリースです!粋なはからいですね[黒ハート]



こちらには感想を書いていないですが、以前輸入盤のAmicus Collectionに入っていて見ました。新婚の嫁にふりかかる呪い……的なお話ですが、サブタイトル通り動く手首(単体)が出てきて、ちょっと『アダムス・ファミリー』を連想してしまいます(笑)。当時にしてはがんばった特撮というか、メカニックではないでしょうか。


Amicus Collectionの箱。
あまりに素敵なデザインだったのでジャケ買いでした。
amicus2.JPG


先日この日本盤リリースを知り輸入盤を再見しました。……まあカッシング丈は出番が少ないので正直一度見たきりだったんですが(^^;)、やっぱり出てくると場が引き締まるというか。ヒロインの嫁を演じているのは『ドラキュラ'72』でカッシング丈の孫娘役だったステファニー・ビーチャム。ハーバート・ロムも出ています。とにかく「ピーター・カッシング出演作」の「ニューリリース」というだけでなんだか盛り上がるので(笑)祝いたいと思います♪


それと、Amazonビデオで『ゾンビ襲来』が見られるようになっていました。





クリストファー・リーと兄弟役を演じた、という珍しい作品です。話はいろいろアレですが、この兄弟の確執が萌えまして、けっこう好きな作品です。以前感想をアップしているので、よかったらご覧ください。



ゾンビ襲来写真.jpg


*      *      *



【ちょこっと宣伝】

同人誌活動についてはこちらには書かなくなりましたが、しばらくkindle版のみになっていたトリビュート小説、『恐怖!脳人形の館』の紙版を、少し刷って5/6開催の創作同人誌イベント・コミティアに持参します。(いちおう二次ではなくオリジナル扱いなので(^^))紙版といっても自宅刷りの手製本ですが、kindle版に入っていないギャグ漫画や元のマンガバージョンのスケッチなども入っております。おついでがありましたらぜひお立ち寄りください。



開催日:2017/5/6
会場:東京ビッグサイト
配置スペースナンバー: W60b
サークル名: SUSSANRAP(サッサンラップ)

pixiv: 5/6コミティア【無料配布・再販あり】
(その他を含めた持参品などお知らせしています)



kindle版はこちらです。(誌名に「恐怖!」は無しです)申し訳ないことに、Amazonで「ピーター・カッシング」で検索すると出てきます。(^^;)(あと、kindleストアで「美老人」で検索していただくと出ます…(笑))





生誕100周年のときに電子版を作って、来月で4周年になります。細々とですがお読みいただいています。ありがとうございます。おなご目線の微耽美系ですが、自分としては「こんな映画の企画があったらギリギリやっていただけるかな」というラインでカッシング&リー妄想共演設定で書いた作品です。もちろんオリジナルとしてお読みいただけるのですが、ご同好の方にはこちら系のフィルターでお楽しみいただけたら嬉しいです。


…そういえば、『ローグワン スターウォーズ・ストーリー』のことを書き損ねていますが……ちょっと長くなっちゃったので、また改めて書きます。


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祝・生誕103年!ラジオ番組リンク・お好きな曲のお話など [その他]

お誕生日ごとに更新するようなペースになっちゃってますが、またまたこの日がやってまいりました!カッシング丈生誕103周年おめでとうございます!今日は前にご紹介できなかったラジオ番組のページと、関連したアレコレを書いていきます。
 
ご紹介する番組はBBCの長寿ラジオ番組Desert Island Discs。ゲストの好きな曲を紹介しながら話を聞いていく、ラジオ版『徹子の部屋』みたいな番組です。1959年にカッシングが出演した記録ページを見つけたのですが、残念ながら音源は公開になっていません。でも同じ59年のヒッチコックとかは公開になってるので、いつか公開になったときのためにページにリンクだけ貼っておきます。(写真はそこから借用。お若いですね!)
 
p01hfz1h.jpg

 
短い説明文がついています。 
Favourite track: Symphony No 1 in E Minor by Jean Sibelius
Luxury: Painting materials and model soldiers
好きな曲: シベリウス作曲 交響曲第1番ホ短調
大切なもの(気分をよくしてくれるもの): 画材と兵隊のフィギュア
 
兵隊フィギュアは趣味の戦争ゲーム(というと軽いけれど、すごく本格的な)用のものですね。 
 
別ページに番組で流した曲のリストがあります。三角の再生マークが生きているものはさわりが聴けます。

 
こういう曲がお好きだったのかあ……と思いながらしみじみするのにも、今日は良い日ではないでしょうか。
 
加えて、ご本人出演ではないですが、公開になっている音源があるのでリンクしておきます。 
 
 
ハマーファンで俳優・脚本家のマーク・ゲイティス氏、Peter Cushing Companionの著者デヴィッド・ミラー氏をゲストに、ピーター・カッシングの生涯を紹介する番組……というか、ディープなファントークという感じでしょうか。随所にカッシング自身の作品などの音源が引用されています。最後のほうで、ここでも以前ご紹介したご本人出演ラジオ番組"Sounds Natural"の音源が聴けます。元番組の音源は現在ネット公開になっていないので、これも貴重だと思います。カントリーライフについておだやかに語っている、1972年の音源です。
 
(マーク・ゲイティス氏は個人的にファンでもあるので、このブログでも何度か言及しています。「SHERLOCKの脚本・マイクロフト役」のほうがはるかに通りが良いですね)
 
…なにか再見したいなーと思うのですが、なぜか『恐怖の雪男』あたりが見たい気分です。皆さまどの作品を思い浮かべながら過ごされるのでしょうか。 とにかくしみじみとお祝いしたいですね♪
 

関連過去記事:

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追悼・クリストファー・リー(+ラジオ番組音源リンク) [その他]

クリストファー・リー御大が旅立たれましたね……93歳。つい昨年まで出演作が公開になっていて、ほんとに充実した素晴らしい人生。生きた伝説の大往生。…でも「生きていて当然」みたいな感じがどこかにあって、テレビのニュースで聞いたときはショックでした。悲しいというより、驚きのほうが勝っている感じで。月並みですが、ご冥福をお祈りいたします。残してくださった作品のあまりの多さに圧倒されます……まだまだ未見の作品がたくさんあります。

さて、ご紹介するラジオ音源は、先日見つけてもともと今週末にご紹介するつもりだったものです。BBCラジオのDesert Island Discs(無人島ディスク)という番組で、ゲストのお気に入りの曲を紹介しながらいろんな話を聞く、ラジオ版徹子の部屋みたいな感じです。ゲストはCastaway(漂流者)と呼ばれるので、「無人島に持っていくならどの曲?」というしゃれた趣向なのだと思います。(以前ここでも何度かご紹介しているマーク・ゲイティスさんが出演したことがあり、そのとき初めてこの番組を聞きました。今回アーカイブがすごく昔まであるのを知って驚いています。ここまで長寿番組だったとは……)

こちらが1995年に放送されたクリストファー・リーの回。再生できるほか、MP3ファイルがダウンロードできます。贅沢な英語の教材にもどうぞ。
今聞きながら書いてるんですが(聞き取れないところも多いですが(^^;))美声に聞き惚れます……ピーター・カッシングの話もちらりと出ていますね。お好きな曲はもう、オペラですね~。門外漢なのでよくわからないですが、リー御大には似合いますね…。 
 
ちなみに、2013年に出されたCDでも、ヘビメタバンドを従えながらオペラのような朗々とした歌声を披露しておられて……こちらでサンプルを聞くことができます。す、すごいなー…!
 

…じつは最初はカッシング丈の音源を捜していて、1959年に出演した際のこの番組のページを見つけたのですが、残念ながら音源は公開になっていませんでした。でも同じ59年のヒッチコックなどは公開になってるので、いつかは対応するかも……希望をつないで記録しておきたいんですが、ちょっと添付したいものが多いので、別の記事にしようと思います。
 
番組のホームページからゲストの検索もできるので、イギリス人で好きな俳優さんや著名人がいらしたら、検索してみるとかなりの確率で出ていると思います。

*       *       *

今日はカッシング丈との共演を度外視して、好きなリー作品について少しだけ。…ハマー作品の代表作であるドラキュラ(そしてフランケンシュタイン)は、「ピーター・カッシングの共演作品」として見ていたので、クリストファー・リーご本人に対して魅力を感じたのは、むしろ『スターウォーズ』ドゥークー伯爵『ロード・オブ・ザ・リング』サルマンなど、老齢に入ってからの作品かもしれません。「美老人」などと言うとおちゃらけて聞こえるかもしれませんが(^^;)、リー御大については「かっこいい」のほうですね。カッシング丈は「美しい」と思うほうが多いんですけど…リー御大は高齢になっても力強く男性的な魅力を感じました。白い長髪のサルマンはまた違って、神がかった恐ろしさと表裏一体の美しさがあって、別の次元という感じですが…。
 
古めの作品では悪魔の花嫁が好きです。髭がすごく似合っていて、内容よりこの姿を見たいがためにソフトを買いました。(^^;)好きな役は全部髭をつけていますね……似合う方だと思います。トレイラーがあったので貼らせていただきます。
 
 
今夜はいろいろ引っ張り出して、追悼というより、改めてグレートなキャリアに敬意を表して過ごしたいと思います。


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祝!102回目のお誕生日 [その他]

またまたやってまいりましたね、ピーター・カッシングのお誕生日。そして一日遅れでクリストファー・リー。おめでとうございます♪ 今回はベタなお誕生日絵なぞ描いてみました♪(妄想でしかありえない、男爵と伯爵の共演(笑))

ウェブ用お誕生日絵2015.jpg

更新が少ないだけに(^^;)一年が早いです…。先日ドラキュラを見てしまったので、今日はフランケンの一作目でもいこうかなあ…などと考えております[黒ハート]


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ドラキュラ公開記念日ということで [その他]

今日は『吸血鬼ドラキュラ』の公開記念日なんだそうで。こんなツイートが流れてきて知りました。

 


 

 


 

個人的にドラキュラシリーズで見返すのは、カッシング丈の老け具合が好みな『ドラキュラ'72』『新ドラキュラ 悪魔の儀式』が圧倒的なんです。(^^;)なので案外一本目を掘り出すことは少ないんですが、記念日なら!ということで今夜はこれにします。金曜日はホラーナイト、お持ちの方はいかがですかー♪(なんなら今からレンタル屋に走っても[黒ハート]

ホント久しぶりに掘り出しましたー♪
ドラキュラジャケット.jpg

 

ジャケット裏。かっこいいですねー[黒ハート]
P1020881.JPG?

カッシング丈的には、クライマックスの体操選手並みの身のこなしなんかも貴重なショットですよね(ご本人だとしたら)。今夜は堪能します[黒ハート]


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Tales from the Crypt (1972) [DVDレビュー]

久しぶりの更新です。祝ハロウィーン!ということで、正統派(?)ホラーを。アミカス・プロダクションのオムニバスものの一つ"Tales from the Crypt"、VHSの邦題は『魔界からの招待状』です。(残念ながら日本ではDVDになっていませんね。最後にYoutubeに上がっているものを貼らせていただきますが、ぜひぜひ字幕付きソフト出していただきたいです~!)

ソフトがUKのアマゾンにしかないようなので、リンクはそちらです。ジャケット写真があんまりなのでテキストにしておきます。(笑) Tales from the Crypt (1972) 代わりに麗しいカッシング丈のキャプチャ画像をどうぞ。

P1020808.JPG

 

ピーター・カッシングはこの中の"Poetic Justice"というエピソードに出演しています。主役ではありませんが、カッシング丈の演技がとにかく素晴らしいです!というわけでエピソード全体のラストは伏せますが、カッシング丈の出番についてはほぼ最後まで書いてしまいますので、ご了承下さいませ。

役は「妻を亡くした貧しい老人」アーサー・グリムズダイク。実生活で奥さまを亡くした経験を生かした形で掘り下げ、元の脚本にはなかったディテールが加えられました。ご本人は、役についてこう語っています。

「このグリムズダイクという目立たない男は、この世での妻という実体を失って、どう生きたらいいかわからなくなっている。そして妻の霊とつながろうとする。この役の行動原理はそれがすべてだ。これは監督と私のなかに共通してあったもので、役とのこういうつながりが、このキャラクターを成功させた一因だと思う。私には彼がどう感じたかわかるんだ」
("Peter Cushing: The Gentle Man of Horror and His 91 Films"より拙訳)

1973年に、フランスのファンタジー映画祭(French Convention of Fantasy Cinema)で上映され、この役でLicorne d'Or Awardという賞の最優秀男優賞を贈られています。ご本人は自伝で、「(監督との共同の工夫で)この賞を受けたと申し上げることを誇りに思う」と書いています。授賞式ではフランス語でスピーチをし、感極まって涙を見せたとのことです。

グリムズダイクは心優しい老人で、犬や近所の子供たちとの交流を心の支えにしています。しかし裕福な若者が陰湿な嫌がらせで子供らを遠ざけ、犬も取り上げ、独りぼっちにさせます。さらにひどいこともします。老人はそれに耐え切れず、自殺してしまいます。若者はまさか死んでしまうとは思わなかったようですが、老人が死んだ一年後の日、老人が墓からよみがえり、若者はしかるべき報いを受けることになります――。

(鉛筆描きで力尽きましたが(^^;)、画面的にも印象的な墓場のシーン)
tales rfom the Crypt のコピー.jpg

タイトルのPoetic Justiceは、「因果応報」「勧善懲悪」といった意味。このオムニバスそのものが、まさになにか後ろめたいところのある人たちが思い知らされる、後悔してももう遅い――という内容ばかりです。

…それにしても、この一編は着地点が多少はずれた感があります。あの老人が、ああいった形で復讐するとは思えなくて。第一、あの嫌がらせを誰がしたかは知らずに死んだはず……。だから復讐というより「人知の及ばない力が裁きを下した」、という感じがします。神様だかなんだか分からないけれど、その力がグリムズダイクの体を使って容赦ない裁きを下したと。(一年経ってあれだけ原型とどめているのもすごいけれど、まあ人外の力の作用ということで(笑))

たぶん元の脚本の見せ場はショッキングなラストで(ここは伏せます(^^;))、「意地悪な若者が残酷な報いを受けた怖い話」なんだと思います。…しかしカッシングの演技があまりに素晴らしいばっかりに(笑)、「いじめ殺されたかわいそうな老人の話」の前に、メインの話がかすんでしまった気がします。(色眼鏡?(笑))これは皮肉な意味では失敗とも言えますね(笑)。でも、グリムズダイク老人の鬼気迫る哀れさがそれを気にさせない仕上がりであります。

 

元のスクリプトでのこの役については、自伝と別のインタビューで言われてることがちょっとちがうんですが(記憶違いもあるんでしょうね)……自伝のほうでは「台詞は全部独り言」、インタビューでは「台詞さえなかった」とあります。どちらにせよすごく小さな役だったんですね。自伝では、最終的にできたものは「実質的にすべてアドリブだった」と書かれています。

最初はこの役ではなく、次のエピソードWish You Were Hereの夫役のオファーで、カッシング自身が希望して変えてもらったそうです。改善されたこの老人役は、完全に主役を食ってしまいました。一人暮らしで、先立った妻の写真と向かい合って食事をして、夜中にウィジャボードで妻の霊と交信(少なくとも本人はそう信じている)します。こう書くとすごくエキセントリックなんですが、昼間の顔、特に子供たちに見せている顔はまったくの「やさしくて愉快なおじいさん」。仕事であるゴミ収集で拾ったおもちゃを直して子供たちにプレゼントしたりするので、彼を慕って毎日近所の子供たちが遊びに来ています。実生活ではお子さんなはなかったカッシング丈ですが、子供たちと遊ぶシーンのほほえましいこと…。見ていて和んでしまいます。

それでも一瞬、ストーリーとは関係なく、ある意味で鳥肌が立つところがありました。それは、子供に奥さんの写真を何気なく見せるところ。さりげなくこう言います。

「妻の名前はヘレン。メアリー・ヘレン・グリムズダイク。いつもヘレンと呼んでたんだ。いい名前だろう?」
"My wife's name was Helen. Mary Helen Grimsdyke. I always called her Helen. It's a nice name, isn't it?" 

…言うまでもなく、「ヘレン」は実生活で先立たれた奥様の名前ですよね。しかも「実質的に全部アドリブ」って……。(涙)

カッシング丈が「この役なら感情移入できる」と希望した、というのがもう、たまらなくて。そして、こんなオムニバス・ホラーなんて「B級」で片づけられる映画で、心から感情移入した演技をしていたなんて。『ブラッディ ドクター・ローレンスの悲劇』もそうなんですが、この方は奥さんが亡くなったあと、よくこういうことをしていますよね。ある意味セラピー代わりなのかもしれませんが……。でも一方で、あくまでプロだという側面も感じるんです。現に、この作品では(『ブラッディ…』のときと違って)ヘレンさんの写真を使わなかったのは、「ミスキャスト」だったからだと自伝で書いておられます。単に公私混同しているわけではもちろんないんですよね。

台詞に頼らない小道具での表現もいろいろ工夫があります。グリムズダイクが奥さんの写真の前にしょぼい野の花を、それも花瓶じゃなくて、なにかの空き瓶で供えているところなど…キャラクターが貧乏なことや、それにも関わらずこういう心遣いをかかさないこと、奥さんへの思いの強さなども伝わってきます。これがあとのシーンでは、枯れた花で時間経過を表したりもしています。

自伝には老人が首を吊った後にカメラがパンダウンする、と書いてあるんですが、本編ではパンダウンはなく、(妻の写真は映るものの)すぐ葬式のシーンにつながってます。カットされちゃったんでしょうか。でも、読んでいてすごくイメージの豊かなシーンなので、ご自身がそのシーンについて描写した文章を引用させていただきます。

「グリムズダイクが首を吊ったところで、フレディーは静かに揺れている私の体から床へとカメラをパンダウンさせた。しおれた小さな花束が、痛々しい花輪のように落ちている。周りには彼の愛する妻の写真(を入れていた写真立て)の割れたガラス。これらは彼が死んだときに、彼の手から落ちたのだ」
(自伝合本"PeternCushing: An Autobiography and Past Forgetting"より拙訳)

ほんとに、この方の名演技ゆえにストーリーとしてはバランスが破綻しているとは思うんですが(^^;)、この演技を堪能するだけで価値のあるエピソードです。

"...His 91 Films" に載ってる犬とのツーショット写真もすごくかわいいです♪ こういう動物がらみも、カッシング自身のゾンビメイクも珍しい。そういう意味でも貴重な一本だと思います。

 

"Poetic Justice"は32分頃から。

?

 


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101回目のバースデー!+カッシング丈の愉快な未放送インタビュー音源(1986) [その他]


久しぶりの更新です。カッシング丈、101回目のお誕生日がやってきました!そして明日はクリストファー・リーのお誕生日。昨年まで週末と重なったり百周年だったり、ということが続いたあとで今年は多少地味ではありますが、お祝いしたいと思います。オメデトウございますー♪

Arabian-Adventure.jpg

ネットで拾った大好きな写真。お二人ともいい笑顔ですよねえ…[黒ハート](ソースはこちらです)

ええと、じつは昨年見つけたもののこちらに記録できなかったソースがありまして(いや、ほかにもあるんですけど(^^;))、今回はそれをご紹介します。未放送のラジオインタビュー音源と、その紹介記事です。Richard Edwardsさんという方のブログの、昨年のカッシング生誕百周年記事から。フィクション/ノンフィクションのライターさんで、長年ラジオドキュメンタリーにも携わっていた方だそうです。(プロフィールを拝見すると、日本帝国海軍のなんたらという本も書いておられます。日本と縁があるのかしら…ちょっと興味が出ました)ソースのブログはこちら。

Richard Edwards: "Peter Cushing Centenary: 1986 Radio Interview with Previously Unbroadcast Material".l

richard-edwards-with-peter-cushing-1986-2.jpg
お写真も出典ページにあるものをお借りしてしまいました…スイマセンあまりにかわいいので~[黒ハート](^^;)

音源のほうはところどころしか聞き取れないのですが.、紹介文から垣間見えるカッシング丈があまりにラブリーワシづかまれてしまいました!ヘタクソですが、一部を訳してみます。(ツボに入ったのは「歯医者の予約をキャンセル」です(笑))

*   *   *   *   *   *

1986年、私はあの素晴らしきピーター・カッシングのインタビューを、彼の秘書の家で録音するという幸運に恵まれた。ピーターのエージェントは、彼はだいたい40分くらいインタビューに応じてくれるかもしれない、と言っていた。それが一時間以上録音したのだから、彼は楽しかったのに違いない。彼は歯医者の予約をキャンセルしてまで続けてくれた。

これはインタビューからの短いクリップだ。中にはこれまで放送されたことがない、フランキー・ハワードやノエル・カワードの物まねも入っている。

彼は舞台、テレビ、銀幕で素晴らしい俳優であっただけでなく、どこまでも愛らしい人だった。彼はとても気前よく時間を割いて、心のこもったもてなしをしてくれた。ファンや仕事仲間に慕われたのはなんの不思議もない。私たちが敷地内の私道を降りていくとき、あの数々のホラー映画に出演したスターは、玄関の前に立って手を振ってくれた。

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楽しくなっちゃったから歯医者さんキャンセルしちゃった[黒ハート]というのがなんかたまらなくて(笑)。…実際聞いてみると、特に後半盛り上がってるご様子が伺えます。

いちおうここにも埋め込みますが、Youtubeのほうだと画面の右下のアイコンに「字幕(キャプション)」てのがあります。自動字幕起こしだそうで。(すごい、こんなのあるんだ!)完全ではないかもしれませんが、音声よりはるかに追いやすくなると思います。(まだ最後まで読めてないので、要約ができずすみません…こんな機能があるの、今ポストする直前に気がついたので(^^;))

…Youtubeについてるコメントではユーモアのセンスが好き、と書かれていて、「彼飲んでたの?」なんてのもあるくらいです。大笑いしてるカッシング丈?映画と素のイメージほんとに違いますよね~そんなとこもヤラレます♪(笑)再生回数が案外少ないのでもったいないなーと思い、ご紹介させて頂きました。短いのでよかったらぜひ♪

Peter Cushing Centenary - Radio Interview 1986 (Youtube)




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